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トップインタビュー: 自然体のCSR

社会の中で果たすべき役割を常に意識し、自然体でCSRに取り組んでいきます。

株式会社ディノス・セシール 代表取締役社長 石川 順一

CSRとは、私たちが社会の中で果たすべき役割の一部。

私たちは通信販売会社として40年以上、商売をしてきました。民間企業ですから、利益を出すことは最優先課題の一つだと思っています。しかし同時に、お客様やお取引先様と直接向き合う事業でもありますので、商売を続ける中で、社会において果たすべき役割を常に意識して行動しなくてはなりません。私たちが社会の中で果たすべき役割には様々なことがありますが、その一部がCSRなのだと考えています。

自然発生的に広がってきたディノス・セシールのCSR活動。

当社のCSR活動は、様々な分野に広がっていますが、私が「やりましょう」と言ってスタートしたものは、一つもありません。もちろん、何人か社内にキーマンがいたものの、いわば自然発生的に拡大していったものなのです。

例えばチャリティ付きカタログも、「今度発行するクリスマスカタログに、お客様のお買いものと連動した寄付を付けます」という報告を現場から受ける形で始まりました。面白い取り組みだと思ったので「せっかくだから、チャリティ付きカタログといえばディノスと思われるぐらいに徹底してやったら?」と伝えた覚えがあります。今では実施するカタログの種類や関連するキャンペーンも増え、ディノス・セシールの代表的なCSR活動になりました。一つ一つの寄付活動は、決して規模の大きいものではないのですが、お買いものを通して、継続してお客様にご参加いただくことで、大きな意味を持つようになるのだと実感しています。また、私たちは企業ですから、奉仕やチャリティだけで終わるのではなく、その活動が先につながるものであることが重要です。チャリティ付きカタログは、そういう意味でも理想的なツールになっています。私は、いろいろな場面で、社外の方に対して当社のチャリティ付きカタログのことを宣伝していますが、それによってディノス・セシールという企業のイメージがつかみやすくなり、事業内容や商品への関心も高まるようです。

国産材家具の取り組みは、平成26年度「木づかい運動」国産材利用推進部門 農林水産大臣感謝状を受章。
北海道・紋別のミズナラ材ダイニングシリーズ

また、国産材家具の取り組みにしても、日本の森林や林業を守るために国産材を積極的に採用するという方針を、会社が決めて始まったわけではありません。商品開発の一環として「いい国産材があるので、素材を生かした家具を企画すれば、売れるのではないか?」という提案が担当者からあり、「確かに商品として面白いし、売れそうだ」と考えたのです。そしてその事業は国産材利用推進にもつながることになりました。

さらにディノス事業のカタログ「Dinos Premium」で取り組んだユニバーサルデザイン(UD)も同様です。UDありきの取り組みではなく、大人世代向けのカタログを作ることが出発点でした。私もより多くの方にとって見やすい、使いやすい、というUDの概念は知っていましたし、これからはマーケットを広げるために必要だという事も認識していました。ただ、それを具体的に事業に落とし込むにはどうすれば良いか、自分の中でイメージできていませんでした。しかし、カタログ制作の現場で、見やすい紙面デザインを追求していくと、結果としてUDになったわけです。実際に完成した「Dinos Premium」は、大きな写真と適度な情報量で、大人世代の上質な暮らしを提案する内容にふさわしい、ゆったりしたレイアウトのカタログとなりました。より良い商品、サービスを追求したら、CSRにつながったというのは、ウチらしいなと思います。

大人世代の上質な暮らしを提案するカタログ「Dinos Premium」は、一般社団法人 ユニバーサル コミュニケーション デザイン協会主催の「UCDA アワード2014」において通信販売分野・特別賞を受賞。

お客様、お取引先様、従業員は、特に大切なステークホルダー。

最近は、お客様の方が社会的な取り組みに能動的になっている部分もあると感じています。そういう活動をしていないと世の中から評価されないですし、CSRは企業の最大の関心事の一つであるべきだと思います。

お取引先様については、国産材家具やフェアトレードをともに進めていくことはもちろん、どのようなビジネスであっても、Win-Winの関係で一緒に成長していけることが大事だと考えています。

また、お客様やお取引先様との関係を作るのは従業員ですが、彼らの生活を守り、最大のパフォーマンスを引き出すことは、私の重要な仕事の一つです。近年ではワークライフバランスということが言われていますが、私たちの事業の性質を考えても、子育て中の人や介護をしている人が、安心して働ける環境づくりは重要です。そういう感性が会社の中に入ることは大事だと思いますし、生活者としてより多くの体験をした人、広い視野を持った人は、企業にとって貴重な人材です。

企業の信頼を大きくするとともに、事業基盤も大きく。

企業としては、信頼を高めていくと同時に、さらに事業基盤を拡大していきたいと思っています。規模が大きくなることで、扱う商品数が増えるとお取引先様に喜んでもらえますし、扱う商品が広がるほど、お客様にとっては選択肢が増えます。また、扱う商品の奥行きや幅が広くなると、人材が必要となり雇用が生み出せます。そして企業として規模が拡大することで、経営に安定感がでますから、一人一人の従業員が安心して仕事ができるようになります。

CSR活動は長く続かなければ意味がない。

CSRは、身の丈に合ったものでなければ駄目だと思っています。無理をしたら長く続かない、それでは意味がありません。CSR活動は、心に響くものであることが大切ですし、長く続けるには、事業の一部に組み込んでいくことも重要です。

ディノス・セシールの従業員は、私が感じている以上に自然体でCSRを捉えているのかもしれません。東日本大震災の直後、エレベーターを使用しない、間引き消灯を行うといった提案が、自然発生的に出てきました。節約した電気代は寄付したのですが、そういう活動が出てくるとほっとします。商売だけを考えていると、気持ちに余裕がなくなることもありますが、そういった活動が現場の従業員の声から形になると、心が和むというか、ゆったりしますよね。

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